【2022年特集】矯正歯科で行われている治療方法

最終更新日 2024年8月21日 by nerdyf

「矯正歯科を受けたいと考えている」
「歯科矯正のタイプを知りたい」
「ワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらか悩んでいる」

歯並びが悪い状態は、見た目が悪くなることでコンプレックスを感じてしまう方は多く、人と話すことに自信が持てなかったり、歯磨きをする際に汚れが十分に落とせないことで虫歯や歯周病といった口内トラブルにつながる危険があるので、矯正歯科で治療を受ける方法が注目されています。
歯並びの悪さの度合いによっても違いがありますが、一般的に歯科矯正は治療に長い時間がかかることや、費用が高額になってしまうのでは?など疑問を持つ方は多いですが、適切な治療を進めていくためにも事前に矯正歯科で行われている治療方法の特徴や、治療を受けることで得られるメリット、そして注意点についてしっかりチェックしておくことが重要となります。

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歯科矯正とは

まず矯正歯科で行われている「歯科矯正」とは、不正咬合と呼ばれる歯並びやかみ合わせが悪い状態をきれいな歯並びに整え、正しく噛み合うようにする治療を指します。
矯正装置を使用することではや顎の骨に時間をかけて力をかけて動かしていき、歯並びやかみ合わせを整える効果があります。
矯正装置を使用して歯を動かすメカニズムは、歯茎には歯を支えるための歯槽骨があり、この骨と歯の根の間には歯根膜という厚さ約0.2ミリほどの薄い膜があります。
矯正装置を装着して歯を動かしていくと、動く方向の歯根膜は縮み反対方向は引っ張られるため、縮む側は破骨細胞の働きで骨がなくなり、引っ張られる側は骨芽細胞により新しく骨が再生されます。
この働きが何度も繰り返され、1ヶ月に0.5~1ミリのスピードで歯が動いていくため、歯科矯正の治療には長い時間がかかります。

矯正歯科で用いられている矯正装置

矯正歯科で用いられている矯正装置といえば、ワイヤーを利用したタイプをイメージされる方は多いですが、治療方法は大きく分けてワイヤー矯正・マウスピース矯正・裏側矯正の3種類に分かれます。

ワイヤー矯正

まずワイヤー矯正は歯の表面部分にブラケットという四角い金属の矯正装置を取り付けて、ワイヤーで歯を動かしたい方向に力をかけて歯並びを整える方法です。
この治療のメリットは歯を3mm以上大きく移動させたい場合など、口元を大きく変えたいケースにも対応できるなど、マウスピースでは難しい幅広い治療に対応していることが大きなメリットといえます。
デメリットは、歯の表面に取り付けるため口を開けた時に治療中であることが目立ってしまうことです。
また歯磨きがしにくい点もデメリットであり、ワイヤーを意識して丁寧にお手入れをしないと汚れが溜まり、最悪虫歯の原因になる場合があります。
ワイヤー矯正にかかる費用相場は約60~100万円程度とされ、目立ちにくいホワイトワイヤーや透明なブラケットを選んだ場合は金属製よりも目立ちにくい分、費用が割高になりやすいです。

マウスピース矯正

マウスピース矯正は、マウスピースを装着することで歯列矯正を行なう方法です。
コンピューターの計算によって作られたオーダーメイドのマウスピースを2週間~1ヶ月ごとに交換し、歯を動かしていくことで様々な症例にも対応ができます。
この治療方法のメリットは、マウスピースは透明な素材で作られているため、装着していても目立ちにくい点にあります。
そしてワイヤー矯正とは異なり簡単に取り外しが行えるので、食事や歯磨きをするときに取り外せるので歯に食べかすが詰まる心配がなく、いつでも口内を清潔に保つことが可能です。
デメリットは、ワイヤー矯正に比べて適応可能な症例に限界があることです。
骨格に大きなズレが場合や、歯を大きく移動させたい場合にはこの治療は利用できない場合があるので医師としっかり相談をする必要があります。
歯科矯正は一定時間マウスピースを装着しないと効果を望めないため、食後・歯磨きの時間以外は常に装着しておく必要があり、しっかりと自己管理ができない人には向いていません。
この治療方法の費用相場は約80~100万円程度とされ、歯列のどの部分をどれだけの範囲カバーするかによって費用面は変わってくるので事前にどれくらいの費用がかかるか確認をしましょう。

裏側矯正

裏側矯正は歯の裏側にブラケットを装着して治療を行なう方法で、ワイヤーと比較して隣り合ったブラケット同士の距離が近く強い力がかかるため、ワイヤーとは異なる装着方法を採用しています。
この治療のメリットは、マウスピース同様目立ちにくいという点です。
またマウスピースの場合は対応できる症例に限界がありましたが、裏側矯正なら様々なケースに適応が可能です。
そして歯の裏側に矯正装置を接着するため、虫歯になりにくい点もメリットです。
歯の裏側は表側と比べて唾液が常に循環しており、殺菌作用や再石灰化作用で虫歯になりにくいといわれています。
デメリットは費用が高くなることで、相場は120~200万円と他の治療方法よりも高額です。
これは裏側にブラケットを装着するためには、オーダーメイドの模型を製作するプロセスが不可欠なためその分コストがかかります。
これを踏まえて自分にぴったりな治療方法を選ぶようにしましょう。

豊中でインビザライン(マウスピース矯正)│豊中本町歯科クリニックより引用