最終更新日 2024年12月20日 by nerdyf
新築一戸建て住宅を建築する場所には、土地と建物に関する金額だけを用意すればよい訳ではありません。
不動産会社を通じて住宅を建築する場合には初費用がかかります。
この初費用がわかれば、事前にどれぐらいのお金が必要になるか把握することが可能になります。
初費用の中で、大きな割合を示しているのは不動産会社に支払う仲介手数料です。
仲介手数料は、法律上その物件の価格の3パーセント以内とされています。
不動産会社としては、可能な限りたくさんの仲介手数料をもらいたいため、法律の上限である3パーセントに設定していることが多いです。
例えば、土地の値段が2000万円の場合には60万円ほどの仲介手数料を支払うことになるでしょう。
細かいことをいえば、そこに6万円が加わることになります。
消費税も必要ではないかと考える人もいるかもしれませんが、土地を購入する場合は消費税がかかりません。
もし、少しでも有利に取引をしたければ仲介手数料が安いところを選ぶのが一番になります。
次に、火災保険に関する費用も頭に入れておく必要があります。
実は、火災保険は絶対に加入しなければいけない訳ではありません。
中には、火災保険を加入していない人もいますので、余分なお金を支払いたくない場合には火災保険に加入しなくてもかまいません。
ただ、火災保険に加入しておかないと火災が起きた場合に何ら補償がないことになります。
よく、「自分は煙草も吸わないし用心深いので火災になる心配はない」と自信を持って述べる人もいますが、火災は何も自宅から発生するとは限りません。
隣の家が燃えて自分の家に延焼し燃え広がってしまうことも考えられます。
また、いくら用心していたとしても、雷などが自宅に落ちて火災が発生することを考えれば、いくらたばこを吸わず用心深く暮らしていても火災になる可能性はあると言えるでしょう。
火災保険に加入する場合の金額は、どのようなプランを選ぶかによって異なりますが、おおむね1年間で1万円ぐらいの出費になります。
現在のところ、火災保険は最長で10年間継続して契約することが可能になるため、10年契約ならばおよそ10万円強になると考えておけばよいです。
火災保険に付随して、地震保険に加入する人も増えてきました。
阪神淡路大震災や東日本大震災のニュースを見た人は、「将来的に自分が住んでいる場所でも大きな地震が起こるかもしれない」と不安になるわけです。
地震保険は、5年に一度更新することになりますが、こちらも1年間1万円程度の出費になります。
ちなみに地震保険の支払額に関しては、各保険会社とも料金が同じです。
なぜかといえば、地震保険は保険会社が金額を定めるのではなく、国が金額を定めているからです。
そのため、地震保険の金額を比較することに意味はないことを理解しておきたいところです。
新築一戸建て住宅を建築する場合には、登記をしておくべきです。
登記は絶対にしなければいけない訳ではありませんが、もし知らない誰かが自分の家に対して、勝手にその人の名義で登記をしてしまった場合、自分はそこに住むことができなくなります。
このような争いを防ぐためには司法書士に依頼して登記をしておくことが大事になります。
登記にかかる費用は、およそ25万円から30万円ぐらいと考えておきましょう。
それ以外では、団体信用生命保険に加入することも重要です。
この保険は、万が一契約主が病気や事故などで亡くなった場合、保険が適用されて住宅ローンの支払いに充てられます。
つまり、団体信用生命保険が関係するのは住宅ローンを組んでいるときに限られるといえるでしょう。
団体信用生命保険に加入する場合の費用は、毎年5万円程度になります。
毎月4000円程度の保険料を支払っていると考えればよいです。