純金積立の特徴とメリット・デメリット

最終更新日 2024年12月20日 by nerdyf

近年は世界各地で発生する自然災害や国家間の政治・経済の対立により、法定通貨や有価証券の信用が揺らいでいます。
日本を含む各国の政府は経済成長のために、貨幣の流通量を増やす緩和政策を実行しています。
通貨の流通量が増えると経済成長にプラスの効果をもたらしますが、貨幣価値が下落してインフレを引き起こすリスクが高くなるというデメリットがあります。
日本政府も多額の国債を発行し続けており、通貨価値の下落を心配する人も少なくありません。

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金(ゴールド)投資の魅力

銀行預金を利用して資産を守る方法がありますが、通貨の流通量が増加することによりお金の価値が下落すると資産価値が目減りしてしまいます。
自分の資産を長期的に安全に保管する方法のひとつとして、金(ゴールド)投資があります。
金(ゴールド)は政府や会社がなどの信用に価値が依存するお金や有価証券とは異なり、それ自体に価値がある実物資産です。
古代から現代に至るまで金は多くの人々の間で価値が認められており、究極の安全資産と呼ばれているほどです。
自分の所有する資産の一部を金(ゴールド)の形で保管しておくことで、政治的問題やや自然災害などが原因で起こる経済危機に対応することができます。
実物資産である金は長期的に見れば価値が損なわれるリスクが非常に低いというメリットがありますが、短期的には相場の変動により損失が発生するリスクがあります。

 

短期的な相場変動による損失リスクを軽減

純金積立は、短期的な相場変動による損失リスクを軽減するためのひとつの方法です。
資産を守るために純金積立を行う場合は、メリットとデメリットをきちんと理解することが大切です。
純金積立のメリットですが、毎月の負担額を軽くすることができる・短期的な相場下落のリスクが回避できる・金相場が低い時に購入額を増額できる、などが挙げられます。
会社によって違いがありますが、毎月の購入金額は数千円程度を設定することが可能です。
3千円とか5千円などのように少額を積み立てることができますし、指定した銀行口座から自動的に引き落としてもらえます。
数千円程度の少額であれば大きな負担になることはありませんし、特に何もしなくても自動的に資産形成ができるでしょう。

金の定期積立サービスを利用することで、短期的な金相場の変動の影響を受けて資産価値が下落するというリスクを回避することができます。
一時的に金価格が値下がりしたとしても、長期的に値上がりしていれば利益を得ることができるでしょう。
政治や経済情勢についての知識がない方でも、確実に資産を形成したい方におすすめといえます。

 

ゴールド積立サービスの内容は会社によって違いがある

ゴールド積立サービスの内容は会社によって違いがありますが、ほとんどの会社は利用者が希望すれば一時的に買い入れ額を増やすことができるようになっています。
相場が低迷していると過去に購入した分で含み損が発生してしまいますが、販売価格が安い時に一時的に買い入れ額を増やすことによって長期的に利ザヤを稼ぐことができます。

参考:株式会社ゴールドリンクの評判

純金積立には多くのメリットがありますが、デメリットも存在します。
会社によって違いがありますが、金の買い付けを実行する際に一定額の手数料を負担しなければならない・元本割れのリスクがゼロではない・相場変動によるリスク回避のためには長期間にわたり続ける必要がある・会社によっては積立終了後にその時の時価で売却をして返金される、などが挙げられます。
純金積立サービスに申し込みをして口座を登録すると、毎月決まった日に自動的に一定額が引き落とされて買い付けが実行されます。
1回でまとめて購入す場合と比較すると、買い付け時の手数料が高くなってしまうケースが多いようです。

 

元本割れのリスクはゼロではない

毎月の積み立て金額が少額だと、手数料の割合が高くなってしまうケースがあります。
定期積立を利用することで短期的な相場変動によるリスクを回避しやすくなりますが、元本割れのリスクはゼロではありません。
金価格が高い時に始めると、短期的に元本割れリスクが高くなってしまいます。
ただし、長期間にわたり積み立てを継続することで元本リスクを小さくすることができます。
個人向けのゴールド積立サービスは銀行や貴金属を専門に扱う会社などが行っていますが、会社によっては積立が終了した後に保有する金の現物を受け取ることができない場合があるので注意が必要です。
銀行や証券会社などの金積立サービスを利用すると積み立てた金を現物で受け取ることができず、強制的に売却されて現金の形で口座に振り込まれます。
もしも売却時に金の取引価格が低迷していると、損失が発生してしまう恐れがあります。
積立が完了した後に現物(金地金や金製品など)で購入した金を受け取りたい場合は、現物を扱う会社の積立サービスを利用する方法があります。

 

まとめ

希望すれば店舗で現物を受け取ることができるので、値上がりするまで保管したり製品として利用することができるでしょう。
地金や金製品の現物は置物に加工して部屋のインテリアにしたり、仏像・神具や聖母像・十字架などに加工して崇拝するといった使い方もあります。